広島新四国八十八ヶ所霊場

広島新四国八十八ケ所霊場は、大正七年に広島市を中心として安芸地区に開創されました。その後、原爆の投下により巡拝不可能な状態となりましたが、去る昭和四十八年弘法大師御誕生千二百年を記念して復興されました。現在では、広島市・呉市・大竹市・廿日市市・東広島市・安芸郡の五市一郡に、真言宗六十六ケ寺・浄土宗三ケ寺・曹洞宗十一ケ寺・臨済宗七ケ寺・浄土真宗一ヶ寺による八十八ケ所霊場となっております。本四国霊場では悟りへの課程を、 発心(ほっしん)・修行(しゅぎょう)・菩提(ぼだい)・涅槃(ねはん)という四つの道場であらわしています。

当霊場も巡拝することにより少しでも「み仏」に近づいて頂ければとの願を込めて、一番から二十番までを「発心の道場」、二十一番から四十二番までを「修行の道場」、四十三番から六十一番までを「菩提の道場」、六十二番から八十八番までを「涅槃の道場」としております。また、広島は人類史上初めて原爆が投下された地として、全世界の平和のシンボルとなっている所であり、原爆の犠牲となられた方々の慰霊と世界平和祈願のため、平和公園の原爆供養塔を番外霊場と定めております。
「温故知新」、これは古きを尋ねて新しきを知るということですが、広島新四国八十八ケ所を巡拝することによって、古き歴史の中に生きてきた日本の故郷を尋ね、そこに生きている日本人の心を求めると共に現代に生かされていることの自覚を新たにして頂ければと願っております。

 

第九番 大日山金剛院(高野山真言宗)

御本尊 大日如来
御真言 おん あびらうんけん ばざら だどばん
御詠歌 もろびとの 願いをみたす いまもなお 大師はいます いしうちはらだ

縁起

金剛院は、現在の廿日市市宮島町宮島に(五重の塔の麓辺り)仁寿二年(約千百年前)に建立されていたが、石佛山遍照庵主常廣重右衛門が宮島町より懇請し、明治十年二月本尊大日如来不動明王の入佛式を挙行し現在に至る。
石佛山遍照庵は(現在の金剛院)弘法大師を本尊としてお祀し、石内の御大師様と称し近郷に信者が多く、毎年旧暦の三月二十一日春の大祭には多くの方が参拝されます。
尚遍照庵は江戸中期元禄時代に、大信法師が開祖したものと伝え聞く。昭和十九年八月十三日火災に遭い宝物、書類等全焼したるため詳細不明。
裏山に霊験あらたなるミニ四国八十八ヶ所の本尊、お大師様の石佛がお祀してある。

 

金剛院内で八十八ヶ所参りができます

第七十六番

第七十七番

第七十八番

第七十九番

第八十番

第八十一番

第八十二番

第八十三番

第八十六番

第八十七番

第八十八番

詳しくはこちらをご覧ください>>「四国八十八ヶ所霊場のお参りができます」

 

御朱印もございます

広島新四国八十八ヶ所霊場 第9番札所の公式のものです。一体(一枚)300円です。

※留守にしていることもございます。書き置き(前もって書いた紙)を自分でお取りいただき、お金を賽銭箱へ入れて頂くシステムです。(留守でない場合は朱印帳に書くこともできます。)

毎月限定のもの(※書き置きのみ)

毎月21日「真言宗の宗祖 弘法大師の日」限定

毎月21日「真言宗の宗祖 弘法大師の日」限定 金墨で書いた朱印。一体(一枚)300円です。

毎月28日御護摩の日「不動明王の縁日」限定

毎月28日御護摩の日「不動明王の縁日」限定の金墨で書いた朱印。一体(一枚)300円です。

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